株式会社C&Gシステムズ

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株主の皆さまには、いつも変わらぬご支援を賜り誠にありがとうございます。

2024年上期の営業概況について、ご報告申し上げます。

2024年上期の連結業績は?

EVシフトの方向性の不透明感により減収減益で推移

2024年上期の当社グループの連結業績は、売上高18億30百万円(前年同期比11.4%減)、営業利益は54百万円(前年同期比69.1%減)の減収減益となりました。自動車関連業界においてEVシフトの方向性について依然として不透明な状況が続いており、CAD/CAMシステム等事業、金型製造事業ともに影響を受けました。

(1)CAD/CAMシステム等事業

 CAD/CAMシステム等事業の売上高は17億9百万円(前年同期比4.6%減)、セグメント利益は97百万円(前年同期比37.2%減)となりました。
 国内においては各種パブリックショーへの出展等を通じ主力製品群の導入効果を最新技術および事例を交えて提案するなど、販売シェアの拡大に努めたものの、自動車向け金型・部品製造業の設備投資抑制が影響し製品販売が低調に推移しました。海外ではインドネシアで売上が伸長したほか、中国、北米も回復傾向にありましたが、タイでは上期を通して日系自動車関連の需要が回復せず製品販売が伸び悩みました。保守売上は、引き続き高い保守更新率を維持し、国内海外ともに堅調に推移したものの、製品販売の落ち込みをカバーするに至りませんでした。

(2)金型製造事業

 金型製造事業の売上高は1億21百万円(前年同期比56.0%減)、セグメント損失は42百万円(前年同期は23百万円の利益)の減収減益となりました。北米の日系自動車メーカーの新車種開発計画が進み始め、足元の受注環境は改善傾向にあるものの、2023年下期の受注状況が低調に推移したことが影響し前年同期との比較では大幅な減収減益となりました。

2024年下期の動向は?

通期連結業績予想は据え置き、自動車関連市場の回復を背景に回復を見込む

 2024年下期においては、EVシフトの動向、原材料高騰等の間接的な影響も依然として懸念されますが、自動車関連市場、半導体市場の回復を背景に緩やかな回復基調で推移するものと思われます。CAD/CAMシステム等事業においては主力製品であるCAD/CAMシステムのほか、製造業のDX化による生産性向上を背景に注目を浴びている金型・部品製造業向け生産・工程管理システムの販売強化に注力いたします。また金型製造事業については、新機種開発の再開に伴う金型の需要回復に伴い、業績は第4四半期から2025年度上期にかけて持ち直していくものと見込んでおります。

 2024年上期の業績は予想を大きく下回って推移いたしましたが、通期連結業績予想は現時点では据え置きとさせていただき、下期で業績回復すべく、拡販に向け活動を強化してまいります。


 今後も世界のモノづくり分野において、「グローバル・ニッチ・トップ」を目指し、顧客満足度向上、ひいては企業価値のさらなる向上を目指してまいります。

 株主の皆さまにおかれましては、引き続き当社へのご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年8月吉日
株式会社C&Gシステムズ
代表取締役社長