株式会社C&Gシステムズ

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株主の皆さまには、いつも変わらぬご支援を賜り誠にありがとうございます。2023年12月期第2四半期の営業概況について、ご報告申し上げます。

2023年12月期第2四半期の連結業績は?

金型製造事業の減収割合が響き減収減益で推移

 当第2四半期連結累計期間の当社グループの連結業績は、売上高は20億67百万円(前年同四半期比3.6%減)、営業利益は1億77百万円(前年同四半期比29.8%減)の減収減益となりました。CAD/CAMシステム等事業の売上高は前年同四半期との比較で増加した一方、金型製造事業の売上減少割合が大きかったこと、また利益面では、営業活動がコロナ前の水準に戻ったことによる営業活動費の増加が影響しました。

(1)CAD/CAMシステム等事業
 CAD/CAMシステム等事業の売上高は17億91百万円(前年同四半期比4.9%増)、セグメント利益は1億54百万円(前年同四半期比22.6%減)となりました。
 国内においては製品販売では、IoT分野等への市場拡大として販売強化に取り組んでいる金型・部品製造向け工程管理システム「AIQ」の需要が増加したほか、国内海外ともに半導体・精密電子部品の需要増を背景に2次元・3次元融合型CAD/CAMシステム「EXCESS-HYBRID II」の販売が堅調に推移しました。一方海外の製品販売は、東アジアでは韓国において電気自動車(EV)関連の需要が好調に推移し売上が大きく伸長したほか、ASEAN地域ではタイおよび2023年2月に新たに駐在員事務所を開設したベトナムにおいて営業機会の増加に伴い製品販売が堅調に推移しました。
 ただし利益面では、前述のとおり営業活動費の増加が影響し、セグメント利益は前年同四半期比で減少しました。

(2)金型製造事業
 金型製造事業の売上高は2億75百万円(前年同四半期比36.9%減)、セグメント利益は23百万円(前年同四半期比56.7%減)の減収減益となりました。金型製造子会社においては、EVシフトとの兼ね合いにより新機種開発が乏しいことに加え、従来機種のモデルチェンジサイクルの谷間で2022年下期の受注状況が低調に推移したことが影響しました。

2023年下期の動向は?

通期連結業績予想は据え置き成長戦略の推進により収益向上を図る

 2023年下期においては、EVシフトの動向および原材料高騰等の間接的な影響等が懸念され、依然として不透明な状況が継続するものと予測していますが、CAD/CAMシステム等事業においては主力製品販売の維持・拡張に加え、6月に展示会に出展し好評を博した工程管理システムの販売強化、部品加工市場および積層造形分野での拡販といった成長戦略を推進することで収益向上を図ってまいります。
 また金型製造事業については、2023年下期も、上期同様の事業環境が予想され、現時点での受注状況からの予測では、下期業績は低調な推移が見込まれ、回復は来期以降となる見通しです。
 これらの状況から、現時点では、通期連結業績予想については据え置きとさせていただきました。見通しに変化が生じ、業績予想の修正の必要が生じた場合には速やかに開示いたします。


 今後も世界のモノづくり分野において、「グローバル・ニッチ・トップ」を目指し、顧客満足度向上、ひいては企業価値のさらなる向上を目指してまいります。
 株主の皆さまにおかれましては、引き続き当社へのご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年8月吉日
株式会社C&Gシステムズ
代表取締役社長