デジタルモールド®NC(周辺関連)
小ロット生産向けソリューション
デジタルモールド®とは、3Dプリント樹脂型を用いてABS、PS、POM、PPなどの量産材料で射出成形ができる最新技術になります。 この技術はプレス加工にも活用されており、迅速で安価に量産材料が試作できるようになりました。量産に限りなく近い機械的物性をもった部品は少量生産の製品生産にも利用できます。
デジタルモールド®NCは、デジタルモールド(樹脂型)に切削加工を加え成形する方法です。デジタルモールド®の表面層を仕上げ加工することで、最終製品と同等レベルの寸法精度と意匠面を持つ成形品に仕上がります。 小ロット生産でも完成度の高い成形品ができる為、製造終了した製品の保守パーツ生産などにも対応が可能です。
また、1000〜2000個の小ロット生産に対しても、強度が必要な部分にアルミ型を使用し、複雑で加工に時間のかかる部分をデジタルモールドにすることで、短時間で小ロット生産に対応することができます。
※「デジタルモールド®NC」についてもっと詳しく知りたい方は、以下動画「デザインファクトリー」を確認ください。
ブラザー工業 瑞穂工場の地下にある「3D造形室」内に設置されているデザインファクトリーシステムは現在ではフル活用され、その効果は試作手配工数の削減、試作期間短縮、試作費用削減など全般に及んでいます。開発センター/新規事業推進部 事業開発グループ 技術士の矢澤 氏に話をお伺いいたしました。
受け継がれたモノづくり精神。設計手法の 3D 化と試作製作に関わる課題1908 年にミシンの修理業から始まったブラザーグループは、今日ではプリンタや複合機などの情報通信機器事業を中心に、世界 40 以上の国と地域に拠点を置き、グローバルに事業活動を展開している。ブラザー工業は創業者のモノづくり精神を脈々と受け継いでいる。開発者がアイデアを具現化したり確認したりするために必要とされていた試作品は、従来外注で製作されており、時間やコスト、手配にかかる手間は膨大なものでした。
試作期間は約 80% 減、試作費用も約 1/3 ~ 1/5 減に。ブラザー工業は 2006 年から設計・開発の効率化のため 3D プリンターを導入、これらを大幅に削減するとともに、当時 2D から 3D へと進化する設計手法のデジタル化をリードしつつその適用可能性を実証してきました。ただし 3D プリンターの導入が目的ではなく、あくまで開発工程の効率化を進めることを目的としていた同社は、その目的に相応しいソリ ューションとして「デザインファクトリー」というスワニーのノウハウを自社に移管する方向で同システムの導入を進めました。
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