
モノづくりの
最前線を実感
私の仕事内容
ユーザーの運用に対する問題点や課題を解決すべく機能の調査・企画・立案を行ったり、それらの機能を開発に実装してもらいつつ、評価・検証・調整を行ったりしています。
JIMTOF等の展示会などの際には、サンプルのデータ作成業務を行うこともあります。工作機械メーカーや工具メーカー等の生産財メーカーとコラボするケースが多く、そこで他社の担当者の方と定期的に情報交換ができるような関係構築を行う業務も付随してきます。
さらにエンドユーザー様が参加する各種委員会へ参加することもあります。弊社ソフトウェアを使用していない方もいるため、様々な意見をヒアリングできる場として活用しています。

キャリアステップ
2006年
金型製造メーカーにて勤務。マシニングセンターでの加工、品質保証、CAMソフトウェアでのデータ作成業務に従事。
2012年
弊社に転職。東日本営業部北関東支店太田営業所技術グループに配属。主にCAM-TOOLの技術サポート業務に従事。
2018年
東日本営業部北関東支店(現大宮支店)技術グループリーダーに昇格。
2021年
商品企画統括部CAM企画課に異動。現在に至る。
とある一日のスケジュール
9:00
出社、メール確認、タスク確認
出社後はメール確認、タスク確認、ミーティングスケジュールの確認行う。
AM
ミーティング、機能検証、企画立案等
ミーティングの場合は、社内外問わずCAM-TOOLについての議案が主となる。
ミーティングがない場合は、次年度リリース機能の検証や、次々年度リリースを狙う機能案の情報収集や企画立案作業を行う。展示会が近くなると展示サンプルの切削データ作成なども行う。
定期的にCGSが会員となっている団体の、技術委員会やワーキンググループ等に参加するために外出する。
12:00
ランチ
最近は人間ドックの数値が気になるため、軽めの昼食をデスクにて。また仮眠と取ることもしばしば。
PM
ミーティング、機能検証、企画立案等
AMと同様の業務。
17:30
終業
タスクが完了すれば定時退社。1~2時間程度の残業をすることもあり。
CGSに入社を決めた理由
東日本大震災の影響による前職での業務の変化をきっかけに転職を考えていた際に、CGSでの技術職募集に出会いました。それは前職で培ってきた「金型加工」のスキルを活かしたいという私の希望にぴたりとマッチしました。前職でCAM-TOOLを使用していたこともあり、CGSは他社と比較しても「高性能なCAMソフトウエアを開発しているしっかりとした企業」との印象がありました。当時のサポート担当技術員が博識で、ああいう風に活躍してみたい、と憧れを抱くような感覚を持っていました。加えて前職では、製造という職種のため外部との交流が少なく、私自身「井の中の蛙大海を知らず」感が否めなかったので、外部との交流が多数あるような企業(メーカー)で挑戦したいという気持ちも強まる中で、CGSの門を叩くことを決意しました。
仕事の面白さとやりがい
加工と一口に言ってもユーザー様に手法は様々です。例えば、町工場のように数名で経営されているが技術は一級の職人と呼ばれる方々と、大手メーカーに勤務されているエンジニア集団では手法が違います。また金型もプレス、プラ、ダイカストなど型種で要求精度や品質目標などが違います。各社それぞれで、品質、コスト、納期を達成すべく創意工夫を行う訳ですが、その工夫をメーカーという立場で聞く機会が多く、「なるほど!」とうなずかされる事が多いため飽きる事がありません。ものづくりの最前線を実感することができ、そういったところに面白さを感じます。
さらにCGSの場合、1年かけて機能開発および検証を行いリリースがされます。商品企画は更にその前から構想をスタートするため、2年以上の期間を経てやっと機能がリリースされる事になります。このリリースされた機能がユーザー様から良い評価が得られる事や、他社の製品に比べて優位性が実感できるときがやりがいとなります。
また工作機械メーカー様や、工具メーカー様の技術担当の方々と様々なお話をする機会にも恵まれた環境のため、新しい技術や取り組みなどを耳にする機会が多いのも魅力だと思います。

苦労話、失敗談
欲しい機能を思いつくのは比較的簡単ですが、既存のソフトウエアにどの様に搭載するのかを立案する事に苦労します。搭載した際の運用効果や、ユーザー様の運用想定、他の既存機能への影響、プログラムでの実現性など検討する内容は広範囲に及びます。当然ながら企画・立案段階で実ソフトウエア上では動作しませんので、頭の中での想像やラフスケッチを作成しながら煮詰めていく作業を要します。どれだけ想定できるかで、機能の出来が変わってきてしまいます。
またこの立案した内容を文書化して開発者や他の企画課メンバーに伝えなければいけません。特に開発者はユーザー様の運用(加工)を知らないケースもあるため、誤った受け取り方をされないよう、簡潔・明瞭に要件書としてまとめなければいけません。ここが企画業務の難しいところです。
開発者より、「この内容で何をしたいのかわからない」と指摘を受けることもあり、頭を悩ませることもしばしばあります。
将来の目標
目下の目標は、自身が担当するCAM-TOOLの知名度・性能を向上させること。競合メーカーのCAMシステムに勝つことでしょうか。具体的に、何を持って勝ちと判断するか明確では無いですが、優位性のある機能はより強固なものに、劣勢な機能については追い越せるような企画案を作成することだと思います。
スキル目標としては、より加工について詳しくなりかつユーザーニーズ(トレンド)に敏感になることだと考えています。加工の相談に乗れ、改善提案ができるCAM屋が理想だと思います。
またプライベートの時間を今まで通り楽しむことができれば満足です。仕事が充実していなければ、プライベートを楽しむことが出来ないと思いますので。

これから入社する方へのメッセージ
私自身、「加工に関する仕事」で「製造以外」という単純なキーワードからCGSの門をたたきました。入社当時は、プログラミング知識も学生時代の授業で噛った程度しかなく、ソフトウエアメーカーということで若干臆する部分もありました。今でもプログラミングの知識は対して変わりませんが、問題なくソフトウエアの企画・立案業務を行うことが出来ています。またCGSには私以外にも、プログラミング未経験者や設計・加工の知識がゼロ、全くの異業種からの転職者の方々も多く在籍しておりますが、皆最前線で活躍出来ています。それは知らないことを「聞く」「調べる」ことを徹底出来ているからだと思います。自分で調べる、先輩に聞く、他部署の方に聞く、社外の人に聞く、ユーザー様に聞くなど、社会人として当たり前の事を当たり前に実践すれば良いだけです。知らない事は恥ずべき事ではありませんので、「聞く」「調べる」をどんどん実施していただければと思います。
オフタイム
休日は毎週釣りに出かけることが多いです。小学生からの趣味で、30年近く飽きることなく続けています。釣りは釣り場に向かい糸を垂れる都合上、どうしても時間を必要とする趣味ですが、CGSは土日祝日が完全公休日となるため、土曜日は自分の趣味に充て、日曜日は家族サービスに充てるなどの調整がしやすく、家族の理解を得られる範疇で楽しむことが出来ています。また平日も早く帰宅出来る日には、釣具屋探訪をしたり自宅でお酒を飲みながら週末に向けての準備や竿やリールのメンテナンスを行ったりしています。釣り場に行けば、同じように週末を楽しむ仲間がいるため他愛もない話をしたり、また一人であっても余計なことを考えずに集中して釣りを行うため良いリフレッシュの時間を過ごせています。
