株式会社C&Gシステムズ

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新年のご挨拶

2025年01月06日(月) お知らせ

初春を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

さて、世界経済は、原油をはじめとする一次産品価格の急騰が緩和するものの、紛争、社会情勢不安、異常気象現象など先行きを見通しづらい状況が続いております。一方、アジア新興市場国では、人工知能への大規模投資によって半導体や電子機器に対する需要は急増しております。国内においてもAIなどのデジタル技術を駆使したDX需要は依然として強く、カーボンニュートラルに向けたGX投資も拡大しています。

国内製造業では、地域や業種ごとにばらつきがあるのもの、設備投資の先行指標とされる工作機械の受注は堅調に推移しています。部品調達難に伴う生産停滞は軽減し、好不況判断の目安とされる工作機械の月間受注額は継続して基準を上回っております。自動車や半導体関連など国内の多くの製造業では、スマートファクトリーを見据えたDX需要が見込まれることから、設計・製造や生産管理など、ビジネスプロセスを変革するシステムやサービスへの投資意欲はさらに高まりを見せております。

このような環境下、弊社では、既存ソフトウェア製品のバージョンアップを着実に重ねるとともに、「AI活用」の研究開発を進め、主力製品であるEXCESS-HYBRIDⅡに、類似形状の製品モデルを検索する「類似ボディ検索機能」を実装し、昨年2月にリリースいたしました。さらに、大学、工具メーカー、エンドユーザーとの共同研究成果として、同じく主力製品であるCAM-TOOLには「AI 切削条件算出機能」を実装し、昨年4月にリリースいたしました。
今後も、技術者のノウハウや思考プロセスなどの属人的資産を企業資産に置き換えるべく研究開発をさらに進め、ユーザーの能力を最大限に引き出す「思考支援ツール」として各製品に順次実装してまいります。
海外事業においては、アジア市場の事業基盤をさらに固めるため、タイ、インドネシア、ベトナムでの拠点活動に加え、SNSを駆使したタイムリーな情報発信と戦略的なリレーション構築を行っております。
引き続き、現地企業様とのパートナーシップとコラボレーションにより、アジアビジネス強化に邁進してまいります。

これら事業活動を通じ、現有製品の強化は勿論のこと、多様化・高度化する量産技術の変化を先取りした研究開発および海外展開を精力的に進めてまいります。また、国内・海外のパートナー企業様との協働体制も一層強化することで、当社が得意とするCAD/CAMシステムおよび生産管理システムにさらに磨きをかけ、“グローバル・ニッチ・トップを目指す”という一貫した方針を継続してまいります。

本年も倍旧のご支援を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長

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