株式会社C&Gシステムズ

NEWS お知らせ

新年のご挨拶

2024年01月05日(金) お知らせ

初春を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

さて、世界経済は、ウクライナや中東の紛争拡大リスクに加え、インフレの長期化懸念など先行きを見通しづらい状況が続いております。一方で、AIやIoTなどのデジタル技術を駆使したDX需要は依然として強く、また、クリーンエネルギーなど、カーボンニュートラルに向けたGX投資は拡大しています。

国内製造業では、設備投資の先行指標とされる工作機械の受注が減少傾向で推移していますが、部品調達難に伴う生産停滞は緩和され、好不況判断の目安とされる工作機械の月間受注額は継続して基準を上回っております。自動車や半導体関連など国内の多くの製造業では、自動化やデジタル化など、スマートファクトリーを見据えたDX需要が見込まれることから、設計・製造や生産管理など、ビジネスプロセスを変革するシステムやサービスへの投資意欲は高まりを見せております。

このような環境下、弊社では、既存ソフトウェア製品のバージョンアップを着実に重ねるとともに、「AIの活用」や「形状認識による設計支援」などの研究開発を進め、その成果の第一弾として、工程管理システム「AIQ」に「AI類似画像検索機能」を実装し、昨年12月にリリースいたしました。今後も、技術者のノウハウや思考プロセスなどの属人的資産を企業資産に置き換えるべく研究開発をさらに進め、ユーザーの能力を最大限に引き出す「思考支援ツール」として各製品に順次実装してまいります。
海外事業においては、アジア市場の事業基盤をさらに固めるため、タイ、インドネシアに続き、昨年2月にアセアン3拠点目となるベトナム駐在員事務所(ハノイ市)を設置し活動を開始しております。
現地企業様とのパートナーシップとコラボレーションにより、アジアビジネス強化に邁進してまいります。

これら事業活動を通じ、現有製品の強化は勿論のこと、多様化・高度化する量産技術の変化を先取りした研究開発および海外展開を精力的に進めてまいります。また、国内・海外のパートナー企業様との協働体制も一層強化することで、当社が得意とするCAD/CAMシステムおよび工程管理システムにさらに磨きをかけ、“グローバル・ニッチ・トップを目指す”という一貫した方針を継続してまいります。

本年も倍旧のご支援を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長