株式会社C&Gシステムズ

NEWS お知らせ

新年のご挨拶

2022年01月05日(水) お知らせ

初春を迎えるにあたり、謹んでご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。

さて、世界経済は、加速するデジタル需要を背景に、空前の半導体不足に直面し、あらゆる産業でその調達が急がれております。自動車産業では、半導体不足やアジアのサプライチェーンの混乱により、コロナ禍以前の生産水準にまで回復しなかったものの、電子部品などの関連在庫を積み増す動きはさらに拡大しております。
国内製造業では、経済活動の再開が本格化し、景気の先行指標とされる工作機械については、地域や業種により若干濃淡はあるものの、内需・外需ともに好調が続いております。また一方では、スマートファクトリーを実現する生産現場の自動化やデジタル化など多くの潜在需要も見込まれることから、CAD/CAMや関連サービスを利用した、さらなる投資の期待も高まっている状況です。

このような環境下、弊社では、既存ソフトウェア製品のバージョンアップを着実に重ねるとともに、金型隣接市場の部品加工向けCAMシステム「Parts CAM」、Siemens Digital Industries Software社が開発するハイエンド3D CAD /CAMシステム「NX」の操作に準拠したCAMシステム「CAM-TOOL for NX」、製造業向け工程管理システム「AIQ」、AM(付加製造)に対応する同時5軸対応の複合CAMシステム「CAM-TOOL AM」をそれぞれ市場投入しました。
また、昨年1月には、人工知能(AI)やCAD/CAMを使った形状処理など、先進デジタル技術の弊社製品群への応用を目的とした研究開発部署を開発本部内に設置し、北九州学術研究都市内の技術開発交流センター(北九州市若松区)を拠点に、日々研究に取り組んでいます。これら研究開発による成果を通じ、製造業のDXを強力にサポートするとともに、多様化・高度化する量産技術の変化を先取りしたソフトウェア開発を精力的に進めてまいります。
金型設計・製造分野で長年にわたり培ったソフトウェア開発資産を存分に生かし、高度な技術が求められる金型設計製造はもとより、部品や試作などの量産加工分野において、今後さらに省力化・効率化に寄与するものと確信しております。

これからも、現有製品の強化は勿論のこと、得意技術を生かしたソフトウェア製品の開発を積極的に進め、量産市場全体のデジタル化需要に対応してまいります。また、国内・海外のパートナー企業様との協業体制も一層強化し、 “グローバル・ニッチ・トップを目指す”という一貫した方針を継続してまいります。

本年も倍旧のご支援を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長