3DCADの開発に携わりたいと思っていましたが、20数年前の県内のコンピュータ業界は銀行のオンラインシステム等に代表される様な事務処理関係が中心で開発言語もCOBOLが大半を占めていました。

某銀行のオンラインシステム開発会社に就職を考えていた所、小さいながらも北九州でCAD開発を行い自社ブランド商品として全国展開している当社を知り、3DCADの世界に憧れもあり入社を希望しました。

入社当時、設計はドラフタによる手書きが主流でCADは一台数千万、CAMに至っては機械で手打ち、良くて「自動プロ」というコンピュータシステムでした。
私の配属先はマシニングセンタ―用のCAM開発で、プログラマとは思えない厳しい先輩から怖々教えを請うたものでした。

開発に配属とはいえ今のように一人一台のコンピュータはなく、コンピュータルーム内に10台ほどがあるだけで、プログラミングをしようと思うと夜10時から、昼はキーパンチャーとして先輩がコーディングしたプログラムの打ち込み、工作機、プログラムの勉強、まるでウルトラ警備隊のように紙テープ(当時、NCデータを出力していた媒体です)の穿孔穴を解読する日々でした。想像していた会社の印象とは全く違いましたが、毎日勉強の繰り返しで楽しかった事を覚えています。

【入社2年目】

入社2年目に、一品一様が主流の時代に、会社としても大きな転換期となる汎用CAD/CAMを、当時としては画期的なネットワーク型マルチ端末、CAD/CAM一体型としてリリースし、一躍脚光を浴びました。

この商品開発に私が2年目で抜擢されたのですが、機能実現のためメンバー全員が習得ままならないUNIX-C言語で開発を行い、納期も7カ月程の殺人的なスケジュールの中、当然クラッシュ&ビルドなど行えず一発勝負の開発でした。 ダメなら会社も潰れる危機感もあり、必然的に毎日試行錯誤の連続で肉体的にも精神的にもギリギリの状態だったのですが、この開発に携われた事により、納期、作業効率の大切さ、何よりも作った商品が評価される喜びを体感出来た事が以後の開発に大きく影響を与えました。

【入社12年目】

2000年問題も視野にUNIX/PC双方を対象とした商品を開発しリリースしましたが、システム全体を再構築したとは言えリリース当初から多くのトラブルを抱えました。 開発リーダーとして中心的な位置付けの一角を担っていた事もあり、トラブル終息のため複数のユーザ先へ数カ月出向しました。 それまでは、デモや評価に数日訪問する事は多々ありましたが、長期間滞在するのは初めての事でした。
ユーザ先では現場の担当者と同様に設計やデータ作成を行わされた事で、仕事の流れ、思考、何よりも拘りを理解する事が出来ました。
何かと大変でしたが、今となってはその後の開発に活かす知識を得る大変良い機会でした。

ユーザからみれば、私個人ではなく会社の代表として捉え質問されるため、開発担当外、商品その他であっても責任を持って回答しなければならない事を改めて痛感する良い機会にもなりました。

【入社17年目】

ユーザに新しいイメージを与える事を目的に短期間で新商品を作る事になり、開発担当者としてではなく、プロジェクトを管理する立場として臨みました。

短期間での開発が命題で、言い換えれば出来る事だけをやる。リリース後、何とか営業の力でそれなりの数字にはなっていましたが、ユーザからの反応は見事に失敗でした。ビジョンの見えない商品はユーザには受け入れられない、タイミングと同時に商品力が根幹にある事を痛感し以後の開発に活かす事となりました。

【入社22年目~現在】

昨年1月にグラフィックプロダクツ、コンピュータエンジニアリングの2社が合併し、現在の社名「C&Gシステムズ」として国内最大手のCAD/CAM開発会社となりました。
新会社で私はCAD開発部長に着任。
職責に押し潰されそうな所を、部下や上司に支えられ現在に至っています。肩肘張って何でも取り仕切ろうとしがちですが、過去の上司を手本に部下に極力任せ、一人ひとりを信頼するよう心掛けています。

CAD/CAM市場は成熟しつつあるとは言え、お客様は20年前にCAD/CAMを通して受けた衝撃を当社に期待しています。
同時に海外マーケットの拡大に伴う幅広いニーズに応える商品を開発出来る様、皆と創造力、志を高く頑張っていきたいと思っています。

色々と会社を検討していると思いますが、希望の会社、職種に就けたとしても必ずしも自分の思いと合致するわけではありません。
希望していたのと異なるから、自分の能力が活かせないからと離職する人がいますが、与えられた仕事に楽しみを見出し、能力を活かすにはどうするかを考え、歯車になるのではなく歯車を動かす力として会社にとってなくてはならない存在になって下さい。

コミュニケーションは大切です。

これだけは忘れないで下さい。

 

 



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