GP-LETTER
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2008年6月号 No.121
ダイカスト金型切削事例


今月は高硬度焼入れ鋼の加工事例をご紹介します。

今回ご紹介するミニHDDでは、耐久性の向上を目指し硬度66HRCのSKH51をワークに使用、優れた切削性を有する最新の工具とtoolsV3の工具負荷を低減する加工モードを利用し、直彫り加工での金型製作にチャレンジしました。

≪加工概要≫
製品名 ミニHDDケース (ダイカスト金型)
ワーク材質 SKH51 66HRC
ワーク寸法 49x35x25(mm)
使用工具 三菱マテリアル株式会社(明石製作所) 殿
使用工作機 株式会社ソディックハイテック 殿 MC430L
ミニHDDケース加工事例
 
主な加工工程の切削条件
解説
●大荒取り / Φ4 R1 RADIUS

【加工モード】等高複刃荒取り加工
【切削ピッチ】XY=1.5 / Z=0.05
【仕上げ代】0.05   【回転数】7,000
【送り】2,240 
【工具】インパクトミラクル VC-PSRB

高硬度ゆえの工具にかかる負荷を低減するため、最も形状に近いCLのエッジ部分に円弧を挿入しています。これにより発生する取り残りエリアに対して次の複刃取り残し工程でシステムが自動認識して切削パスを生成します。工具は平面方向のピックを大きく取れるラジアスを使用。
●中荒取り/ Φ2 R0.5 RADIUS 

【加工モード】等高複刃取り残し加工
【切削ピッチ】 XY=0.4 / Z=0.02
【仕上げ代】0.02   【回転数】9,500
【送り】1,900
【工具】インパクトミラクル VC-PSRB

中荒取り工程のポイントは、取り残り領域を効率よく追い込むことです。仕上げ代を一定のまま等高複刃取り残し加工を複数組み合わせて、より小径工具で追い込んで行くと、未加工領域を効率よく加工することができます。また工具種類はラジアス、フラット、ボールの組み合わせが可能です。
●溝部荒取り/ 0.2R BALL 

【加工モード】等高取り残し加工
【切削ピッチ】 XY=0.02 / Z=0.006
【仕上げ代】0.1   【回転数】40,000
【送り】1,000
【工具】インパクトミラクル VF-2XLB

中荒取り終了後に未加工領域となっている複数の溝部の荒取りには、等高取り残し加工が効果を発揮します。取り残り箇所をシステムが自動検出して等高線主体の追い込みパスを作成するため、オペレーションの削減を実現しています。
●平坦部仕上げ/Φ1 R0.2 RADIUS

【加工モード】水平領域加工
【切削ピッチ】0.8mm
【仕上げ代】0.05   【回転数】3,000
【送り】1,200
【工具】インパクトミラクル VC-PSRB

平坦部は水平領域加工モードを利用して、均等なピッチでの形状の追い込み加工を行っています。システムが自動で加工エリアを検出するため、オペレーションの削減にもつながります。また、ラジアス工具で隅取りを行い、取り残し工程を削減しました。

イベント情報

■関東グランドフェアに出展
 2008/07/04-05 幕張メッセで開催される同展に出展いたします。

■部品加工機フェアin広島
 2008/07/23-24 広島市中小企業会館で開催される同展に出展いたします。        詳細はイベントページから
 
GP Customer Direct 更新情報
 


 

テクニカルサポートサイト「GP Customer Direct」は 6/30に更新予定です。
http://www.graphicproducts.co.jp/support

 

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