GP-LETTER
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2004年9月号 No.71
DH31-S 直彫り加工実用化テスト


今月号では、ダイカスト金型用鋼として高い評価を得ているDH31-S(48HRC)の切削テストについて報告します。
 
高硬度金型材直彫り加工
 

グラフィックプロダクツでは高硬度材料の直彫り加工の取り組みを続けておりますが、このたび、DH31-Sの加工テストをサンデン株式会社様、日立ツール株式会社様と共同で行いましたので概要を報告いたします。

 
サンデン株式会社様プロフィール
 

サンデン株式会社様は群馬県伊勢崎市に本社を置き、自動車機器システム、流通システム、住環境システム各事業領域で、数々の高付加価値製品の研究開発と生産をグローバルに展開されているメーカです。
さらにサンデン株式会社製造本部様では、産官学のコンソーシアム事業の構成メンバーとして、ぐんま産業高度化センター様と共同で、先進的な金型製作の研究に取り組んでおられます。

 

GPブース
サンプルデータ:ダイカスト金型部品
 

携帯電話下ケース
マシニングセンターによる実切削

≪ダイカスト金型部品加工概要≫
材 質
DH31-S(48HRC相当)
データ作成
tools V3/CAM-TOOL.C3
工作機械
牧野フライス製作所 MC1010-5XA
工具協力
日立ツール株式会社

加工研究の経緯(サンデン株式会社 渋澤様)
私の所属する工機センター金型グループは、外販を含むダイカスト・モールド・プレス金型を製作しています。
「高品質・短納期・低コスト」対応をテーマにした研究開発は、多くのメーカさんが取り組まれていると思いますが、当社では、それらを打開するひとつの方策として直彫り加工の研究と実用を実践しています。
その過程で「段取り回数の削減」と「切削加工領域の拡大」による「放電レス化」への対応は早期に効果があると考え、トライアルを実施しています。
放電加工をゼロに近づけることで工程短縮を図り、その結果コストダウンと納期対応につながります。

加工モードと使用工具
No
加工モード 工具径×R 使用工具
    荒取り〜中荒取り
1
等高線荒取り φ20×R3 α高送りラジアスミル
2
等高線荒取り φ10×R2 エポックターボミル
3
等高線荒取り φ6×R1.5 エポックターボミル
4
等高線荒取り φ4×R1 エポックターボミル
    中仕上げ〜仕上げ (斜め方向から加工)
5
等高線仕上げ φ3×R1.5 エポックメガフィードボール(3枚刃)
6
等高線仕上げ φ3×R1.5 エポックTHハードボール
7
走査線領域 φ3×R1.5 エポックTHハードボール

携帯電話下ケース

 

携帯電話下ケース

1.5Rボールエンドミルによる仕上げ加工


テスト結果サンプルの展示予定
今回ご紹介したDH31-S 直彫り加工実用化テストの結果は11月1日より開催されるJIMTOF2004にて展示予定です。
 
 

 


PDF NO.69
FAX 紙面
(PDFファイル 58KB)

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