GP-LETTER
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2003年7月号 No.60
TOOLS Version 2.3 機能紹介


今月号では、TOOLS の次期バージョンV2.3 から「等高線仕上げ往復加工」、「演算工程再利用」、「ペンシル加工のフラット工具対応」をご紹介します。
等高線仕上げ往復加工
  等高線仕上げ加工における走行方向パターンに、従来の片道走行に加え往復走行パターンを追加しました。開口部が存在する形状を等高線加工する場合、往復走行を選択すると、等高線が閉じていない部分に発生する接続移動距離を最小限に抑えられます。早送り速度を上げられない工作機械で加工する場合や、ダウンカットにこだわらない切削場面において、加工時間の短縮に貢献します。
  自動車部品金型
≪自動車部品金型−等高線仕上げ加工、
往復/片道切削比較テスト−≫
ワーク寸法 265×170×160(mm)
材 質 ZAS
データ作成 TOOLS Version 2.3
工作機械 GN-1
    株式会社 牧野フライス製作所
切削条件 主軸回転数 4,500 r.p.m
    切削送り速度 1,500 mm/min
    使用工具 6RBALL
テスト協力 メガロ加工株式会社
 
等高線仕上げ加工,往復/片道切削比較テスト結果比較
走行パターン 切削距離(mm) 早送り移動距離 (mm) 加工時間
往復 242297 288 2時間10分
片道 298744 70551 4時間10分
 
■開口部を持つ形状の加工
開口部が存在する形状を等高線加工する場合、往復走行では片道走行に比べ、接続移動距離を短くできます。
開口部を持つ形状
開口部を持つ形状の加工
等高線仕上げ-往復走行
等高線仕上げ-往復走行
等高線仕上げ-片道走行
等高線仕上げ-片道走行
■コア形状の加工
切削エリアが複数存在する形状を等高線加工する場合、往復切削モードではシステムが内部でZ切削パターンを決定し、エリア固定となるパスを作成します。(片道切削モードではエリア固定を選択してもZ値優先加工となります。)
等高線仕上げ-往復切削モード
等高線仕上げ-往復切削モード
等高線仕上げ-片道切削モード
等高線仕上げ-片道切削モード
演算工程再利用
既存モデルのプロファイルと演算工程表を、他のモデルに流用するための機能です。従来のmilファイルを利用した単一のプロファイル作成方法とは異なり、荒取りから仕上げといった一連の加工パターンを、一括して新規モデルに適用可能です。
■演算工程表再利用イメージ
携帯電話モデルA
携帯電話モデルA
「携帯電話モデルA」のプロファイル・演算工程表 プロファイル・演算工程表
携帯電話モデルB 携帯電話モデルC 携帯電話モデルD
携帯電話モデルB 携帯電話モデルC
携帯電話モデルD
ペンシル加工のフラット工具対応
従来、側面と底面のキワ部をフラット工具で加工する場合、コンプカーブを利用した加工データ作成が主流でした。Version 2.3 のペンシル加工モードでは、面モデルからのキワ部検出ルーチンを利用して、フラット工具によるキワ部加工データを自動で作成可能です。また、出力角度を指定できるため、底面が傾斜している場合でも、3軸移動のキワ部加工データを出力します。
ペンシル加工のフラット工具
PDF NO.60
FAX紙面
(PDFファイル 75 KB)

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