GP-LETTER
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2002年9月号 No.55
CAM-TOOL .C3 バージョンアップのお知らせ


CAM-TOOL.C3 Version 3.1 を今秋リリースする予定です。今月は、取り残し加工、等高線仕上げ加工の
新機能と、新オプションモジュール「段取りレス加工」の特徴をご紹介します。
取り残し加工
■接続移動逃げ量

従来、取り残し加工において切削形状間を接続移動する場合、移動経路と形状が干渉する場所では、一律にクリアランスZまでカッターが移動していました。

新機能では、カッターの戻り高さを、[移動経路上の形状の最大高さ(システムが自動認識)+逃げ量]に設定できるようになりました。これにより、形状に応じて、接続移動時のカッターZ軸移動量を最小限に抑えた加工を実現できます。
 
接続移動 接続移動逃げ量指定
従来の接続移動(A,Bはクリアランス Z)  
接続移動逃げ量を指定
 
■稜線方向往復切削

稜線方向のカッターの走行タイプに、従来の片道に加えて、新たに往復が追加になりました。


稜線方向:片道 稜線方向:往復
稜線方向:片道  
稜線方向:往復
 
自動車部品プレス金型取り残し加工事例

 
自動車部品プレス金型
《自動車部品プレス金型取り残し加工概要》
工作機械 :オークマMCRBU
ワーク材質 :SKD11(HRC15)
ワーク外形 :1000*600*200
工具 :Φ12ソリッド超硬
提供 :フクダEG(株)様

  片道方向切削 往復方向切削
切削加工時間 32:21 30:10
送り時間 9:06 0:28
加工時間 41:27 30:38
 
等高線仕上げ加工
コーナ部への指定円弧 R 自動挿入機能

昨年の11月号にてご紹介した、加工上エッジとなるコーナ部にシステムが一括で指定円弧Rを自動挿入する機能です。

Rが挿入されると、工具は面に対して接線方向に切り込んでいきます。このためコーナ部での切削方向の急変を抑えられます。

また、最も切削負荷のかかる部分を回避して加工するため、切削負荷を一定にすることができます。結果として全体に適正な送り速度を維持し、安定した加工を実現できます。

コーナー R 挿入図
コーナー R 挿入図
段取りレスオプション
段取りレス加工は、5軸加工機による多面加工を目的とした、5軸位置決め・同時3軸加工NCデータを作成するためのオプションモジュールです。

■段取りレス加工の特徴

1.ワーク段取り回数の低減
複雑な形状加工の場合でも、5軸位置決めにより、ワーク段取り回数を最小に抑えることができます。

2.加工工程の短縮
多面加工を行うことで、従来放電加工を行っていた部分を切削加工に置き換えることができ、電極作成・放電加工の工数を削減できます。

.3.切削効率の向上
フラットエンドミルによる傾平面加工や、ボールエンドミルによる平坦部傾斜加工など、切削部位に最適な加工傾斜を設定できるため、切削効率が向上します。
PDF NO.55
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