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  Vol.12 完全3次元化による素早く正確な意思伝達を実現
NoeSolidの導入とほぼ同時に3次元設計へ

企業概要

有限会社石村製作所
代表者 代表取締役社長 石村 和喜
本社 神奈川県横浜市緑区中山町151番地
主な製品 家電・携帯・医療関連向け金型
石村製作所(神奈川県横浜市)は携帯電話部品等の小物プラスチック金型の設計製作を主とし、医療関連機器や、家電製品の製品設計から金型設計まで、すべて3次元設計を行っている。3次元データのみでの型設計製作はもちろん、3次元データの持つ表現力や可能性にいち早く気づき、その技術を活かし続けている3次元設計のエキスパート企業だ。
 

成功の鍵は自社にとって相性のいいソフト探し

同社がCEのALL 3D CAD/CAMシステム「NeoSolid」と出会ったのは平成9年の夏。デジタル化の波により、3次元対応への急激な変化を余儀無くされ、多くの企業が3次元対応に苦しむ中、同社は導入と同時に「NeoSolid」を使いこなし、さらに驚かされたのが、その設計を、コンピュータの経験が少なかった奥様が担当していたことだ。「ウチの機械や人材にとって相性のいいソフトでなければ使えないでしょう。使いこなすまでに1年も2年もかかってたんじゃ話にならないんですよ。幸いウチはNoeSolidの導入とほぼ同時に3次元設計を稼働できましたから、自分の選択は正しかったと思いますよ。当時、知らないCADCAMシステムはないというくらい 調べましたし、夏に導入して 秋には3Dでの最初の金型を完成納入できましたからね。」と、ソフトリサーチに細心の注意を払った社長は当時を振り返る。 「当時は 3次元といっても、金型メーカーでは3DCAM(サーフェスモデラ-)が主体で、型設計に3DCAD(ソリッドモデラー)を使うことは非常に少なかったし、今のようなモールド対応の3DCADも実用的なものはなかった。「NeoSolid」のおかげで、いち早く2DCADから3DCADに切り替えられた。「NeoSolid」にめぐり合えたのは、当社にとって幸運でした。」

合理化に向け着実に成果を上げる

NeoSolidの導入から2年程たった時期に、今回同様、ユーザー事例として同社を取材させて頂いた。その際の将来像として描いていたものが、まさに今の同社の姿であった。「誰が扱っても同一水準の金型が加工できる究極のラインを構築したい。そのために、個人的な熟練技術を通じ、差別化をはかりながら、「NeoSolid」を中心に理想のシステムをつくっていきたい」当時の頂いたコメント通り、同社は「NeoSolid」のAPIをも使いこなし、独自の機能を追加し、更なる効率化を図っていた。ソフトウェアだけでなく、工作機にもオリジナルソフトを組み込み、具体的かつ正確な理想像を、確かな行動力で現実のものにしているのだ。 「いろいろな前提条件はあるが 最終製品データをいただいてから 本型で納期1~2週間が普通になっているものもあります。いち早くオール3次元化に移行できたおかげだ。」とも語っている。

 

3次元の新たな魅力を引き出す

3次元化により、図面レスを実現できたことで、図面を読む時間が省け、現場・取引先の全てにおいて素早く、正確な意思伝達が可能となった。さらに、アプリケーション開発ツール「API」を利用することで、オリジナル機能の組み込みにも成功した。また、同社では現状にとどまることなく、更なる分野への挑戦を始めている。3次元データをより有効に使うことにより、試作回数の少ない型製作を実現し、2次加工等(冶工具など後工程)への新たな付加価値をつけ、新しい製品の設計製造を提案している。また、CAD/CAMと工作機械との連動をより効率的にする為に、更なるカスタマイズを検討中である。まだまだいろんなことができそうだと言う社長だが、すでに手ごたえをつかんでおり、数年後の取材の際には「NeoSolid」が更なる石村製作所仕様へと変貌を遂げ、我々を驚かしてくれるに違いない。

 

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