誠宏では、真空圧金型の基本設計に2DのCAD/CAMソフト、EXCESSを使用。NCデータの作成には、NeoSolidとTAM-BOYが使用されている。製図、成型の作業の分業化を進めると同時に、工場、研究所をつなぐ社内ネットワークを構築。システム化・デジタル化による業務の効率化を図っている。商品の移り変わりが速い食品容器業界に対応するためには必要不可欠な企業努力だ。食品容器の金型の大前提は蓋と本体のオスメスが正確に噛み合う事。当然と云えば当然の事だが、技術的には大変な作業だ。「やっぱりオスメスに関しては微調整は欠かせませんね」。と語る田中社長だが、微調整とは言っても、型の外・内径、アールの角度をこころもち変えるだけでも工作機の設定変更には膨大な時間と手間がかかる。スピードと品質を同時に求める取引先に応える上で、微調整作業の効率化は誠宏にとって避けることの出来ない課題だった。「CEのCAD/CAMは変えたい部分の設定値を入力するだけで、すぐに欲しいデータが作れるんですよ。雑多な変更は自動的に調整してくれるから作業が速い。加工の質も良好ですから取引先にはご満足いただいてます」。製品の精度を高める上で細やかな作業は省けない。しかし、優れたシステムやソフトを使う事で、効率はもちろん作業そのものの質をも高めることが出来る。